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 音戸瀬戸航路は、呉と倉橋島に挟まれた延長約1km、幅約80m(最狭部)の南北に通ずる狭い水道で、 北口は呉港、広島港に、南口は安芸灘に通じ、阪神・四国・関門方面への航路に接する重要な航路です。
 この瀬戸の開削の歴史は古く、今からおよそ800余年前、平清盛が3ヶ月を費やして航路を開削したとも伝えられています。
 本瀬戸の潮流は速く、そのうえ所々浅瀬・岩礁があり、戦後船舶の大型化と相まって海難事故が数多く発生してきました。そのため国土交通省では1951年度から水深5m、幅60mの本航路及びその両側に水深3mの補助航路の拡張整備を行い、1957年度に完成しました。その後、1976年3月に開発保全航路の指定を受け、以来定期的に測量やパトロールなどの管理業務を行っています。

 

航路(-3.0m〜-5.0m)


船舶の安全な航行を支える、開発と保全

安全航行のため、航路を開発します
危険が多い場所を避けたり、航行距離を短くするために航路を改良したり、新しく航路を開削する工事を行います。

安全航行のため、障害物を取り除きます
船舶の航行の安全性を増すために、岩礁など障害物を除去する工事を行います。

整備した航路を、維持管理します
埋没や沈没船などの定期的な調査を実施。航路が十分な機能を果たしているか管理します。

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