海岸関係
海岸延長
中国地方の海岸の総延長は、約4,400km。うち、海岸保全区域を指定している延長が約1,700km、今後指定する必要のある延長が約200kmである。これらの海岸は、高潮による災害や海岸侵食などから国民の生命・財産を守るための整備が必要である。

被害分布


海岸整備の考え方


漂流・漂着ゴミ
近年、海洋における漂流・漂着ゴミが大きな問題になっています。国土交通省では、1974年度から海面を漂流するごみや油を回収する海洋環境整備事業を実施してきました。中国地方整備局には海洋環境整備船「おんど2000」(144総トン)を所有しています。「おんど2000」は広島湾及び安芸灘(港湾・漁港区域を除く)の約2,400㎞2で、海洋に浮遊するごみなどの回収を行っており、四国や九州地方整備局の海洋環境整備船と協力して瀬戸内海の漂流ゴミの回収を行っています。海洋における漂流ゴミに対しては、これまで実施してきたゴミ回収などにより蓄積されたデータの収集・分析結果を元に発生原因調査を実施し、発生抑制を図ることが必要です。


