投稿日:2008.02.08
2月7日(木)、九州地方整備局関門航路事務所のドラグサクション浚渫兼油回収船「海翔丸」が、徳山下松港において、油の回収訓練を実施しました。
当日の訓練は、県東部で震度7強の地震が発生し、周南コンビナートが被害を受け、大規模な油の流出事故がおきたとの想定でした。海翔丸は北九州市の太刀浦港から現地へ向かい、現地へ到着すると、油回収器を海中へ投げ込んで高粘度の油を回収する、「投げ込み式油回収器」と回収器を舷側より海面へ下ろし漂う油を回収する「舷側設置式油回収器」を駆使し、乗組員の方々が手際よく作業を進めました。
現在、大型の油回収装置を搭載した大型浚渫兼油回収船は、関門航路配備の「海翔丸」、名古屋港配備の「清龍丸」、新潟港配備の「白山」があり、油流出事故発生時には、油回収船3隻体制で48時間以内に、ほぼ日本全域をカバーすることができるように訓練を続けています。
○海翔丸への問合せ先
国土交通省 九州地方整備局 関門航路事務所
TEL : 093-512-8091 FAX : 093-512-8105