大島干潟で環境学習を開催!!

投稿日:2005.11.15

環境学習風景(その1)

環境学習風景(その1)

環境学習風景(その2)

環境学習風景(その2)

自分だけの生物図鑑

自分だけの生物図鑑

 11月15日(火)、周南市立大島小学校の全校生徒と周南市立須磨小学校の全校生徒達32名で干潟を使った環境学習を行いました。
 気持ちの良い秋晴れの下、地元漁協(山口県漁業協同組合 櫛ヶ浜支店)の御協力を受け、生徒達は元気よく干潟で学習をしていました。

 当日は、1・2年生を1班、3・4年生を2班、5・6年生を3班と3つのグループに分けて、限られた時間の中で、砂を掘って探す生徒や石の裏に付いている生物を探している生徒、また水中の生物を探す生徒もいたりと各自いろいろな場所で真剣な表情で生物を探していました。現地観察が終わる頃には、様々な生物を見つけることができて本当に楽しそうでした。
 見つけた生物の中には、小さなカニやエビなどの甲殻類やヤドカリ類などよく干潟で見ることが出来る生物から、最近は減少傾向の激しいアサリやハマグリなどの2枚貝、その食害種であるツメタガイなど、または外来種であるタイワンガザミなどの瀬戸内海では比較的珍しいも生物も見つけていました。なかでも、野球ボールサイズにまで丸くなっていた(太っていた?)ナマコには、一緒に参加していた教員やアドバイザーの方々も驚いていました。別の場所では、周りの大人達の方が生物探しに夢中だったり、悩んでいた場面もありました。2校合同の班構成の授業でしたが、互いに協力しながら生物を探している一所懸命な姿がとても印象的でした。
 
 現場観察後には、干潟で見つけた生物を持ち帰り、宇部港湾事務所が作成した小中学校の総合学習向け教材『干潟の環境学習ガイドブック』を用いて、生徒自身で作る「自分だけの生物図鑑」を作成しました。この度の環境学習はガイドブックをよりうまく活用する上でのモデル校として御協力していただきました。

 おわりに、当事務所としましては、今後も学校機関からの環境学習・現場見学などの要請にできる限りお答えし、教育・研究の場にお役に立ちたいと思う所存です。

大島小学校および須磨小学校の生徒および教職員の皆さん
お疲れ様でした。