赤潮は、海域で特定のプランクトンが異常増殖することによって海水が変色する現象のことをいいます。
有害プランクトンが増殖したり、大量発生したプランクトンの死骸が分解する過程で酸素消費量が増大し溶存酸素が欠乏するため、
しばしば魚介類の大量死をもたらすなど、水産業に多くの被害を与えます。
瀬戸内海における赤潮の発生実件数は、1970年代中頃にピークを示し、その後減少傾向にあります。1980年代前半までは、年間150件を越える赤潮が発生していましたが、1990年代には年間100件前後へと減少し、以降は横ばいに推移しています。 |