お知らせ

平成28年度 第1回 実りある学舎 「港湾施設の維持管理に関する技術開発」

-テーマ -

 

 「港湾施設の維持管理に関する技術開発」

 

 

- 概 要 - 

 

 長期間にわたって社会に貢献することが期待される社会インフラは、通常、その供用期間中に、                                           様々な外的要因によって構成要素に劣化や損傷などの変状が生じます。

 

 我が国の社会インフラの多くは1960年代中盤に整備されており、港湾施設も1960年代中盤から                                                                                                                1970年代前半に集中的に整備されました。港湾施設のうち係留施設では、今後の20年間で58%も                    
の施設が建設後50年以上を経過する状況となることが予測されています。インフラ整備に充当す                                                                               る予算がますます厳しくなるなか、これらの既存ストックに対して戦略的に維持管理を進めていく                                                                                     ことが強く求められています。

 

 今年度1回目の「実りある学舎」では、港空研・加藤絵万氏を講師にお迎えし、港湾施設の維持                                                                           管理のうち特に点検診断に着目して、点検診断の現状と点検技術の高度化に向けた取り組みについ                                                                               ていて講演いただきました。 

 

 参加者からは、「日常の維持管理点検業務の参考になった」「ROVや非接触式の肉厚測定機                                                                               など、港空研で考案された機器が全国どこの地域でもリース可能になれば、大幅な維持管理コスト                                                                               の低減につながると思った」「民間ではコスト面で開発が難しい新技術を港空研では積極的に開発                                                                                 してほしいと思った」といったご感想をお寄せいただきました。