お知らせ
【開催案内】『令和5年度 第1回 実りある学舎(まなびや)』の聴講者を募集します
2月9日(金)に、「令和5年度 第1回 実りある学舎」を開催いたします。
今回は、ハイブリッド (会場聴講 30名+オンライン聴講 100名 ) による実施となります。
■開催日時・場所
名 称 : 令和5年度 第1回 実りある学舎
日 時 : 令和6年 2月 9日(金) 14:00~15:45(13:30より接続開始)
参 加 費 : 無料
■講 演 概 要
可塑性グラウトを用いた重力式係船岸の増深工法について
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所
港湾空港技術研究所 地盤研究領域 上席研究官
水谷 崇亮 氏
岸壁の前面水深の増深は、岸壁改良の主要な目的の一つであり、近年、検討事例が増加している。しかしながら、岸壁の増深改良工事は大規模な事業になる場合が多く、実質的に全面再整備の態をなすこともまれではない。特に重力式係船岸においては、海底地盤の掘削がただちにケーソンの不安定化につながるため、増深は容易ではない。一方で、ほんの数メートルの増深ができれば十分というケースもしばしば見られ、増深量は限定されてもよいので比較的簡易な方法で重力式係船岸を増深できる工法、というニーズが存在する。このような状勢下で、重力式係船岸のケーソン直下の捨石を部分的に改良し、前面側の捨石や海底地盤を掘削することで比較的容易に増深することができるのではないかという着想が生まれ、平成21年度に開始された港湾空港技術研究所と日本埋立浚渫協会との共同研究を皮切りに、基礎的な研究、設計・施工方法の概略検討、実証試験、実岸壁における試験施工などが実施されてきた。粗粒材である捨石を改良するためには、通常の地盤改良工法が適用できないため、本工法では可塑性グラウトを用いることが提案されている。
本工法は未だ実事業への適用事例はないものの、今後ますます増加するであろう重力式係船岸の増深改良に対する有望な工法として注目されている。本講演では、これまでに実施されてきた検討内容を紹介し、あわせて本工法のメリット・デメリット等について概説する。
主催:中国地方整備局 広島港湾空港技術調査事務所 |
※土木学会 継続教育(CPD)プログラム認定 JSCE24-0017〔1.7単位〕
※土木学会で証明する単位が、各団体のルールにより認められないことがあります。
詳細は「開催案内チラシ」を参照下さい。
申込み先 |
国土交通省 中国地方整備局 広島港湾空港技術調査事務所 調査課 |
申込み方法 |
開催案内チラシに記載の URL : https://forms.office.com/r/h58eKwqKbC |
申込み〆切 |
令和6年1月31日(水) |