中国地方整備局
港湾空港部採用案内

産業・物流・生産性向上

方向性Ⅰ 国内屈指の地域産業の成長に資する西日本を牽引する資源・エネルギーの受入・供給拠点の形成

  • 戦略Ⅰ 臨海部コンビナートに代表される基礎素材型産業の集積を活かし国際バルク戦略港湾を中心とした港湾機能の高度化
  • 戦略Ⅱ 古くからのエネルギー拠点として次世代エネルギーへの対応を推進
我が国の産業や国民生活に必要不可欠な資源・エネルギー・食糧を安定的かつ低廉に輸入するため、国際バルク戦略港湾選定港を中心に、民間企業の環境負荷低減に向けた取組も踏まえつつ、港湾機能の強化や企業間連携等を引き続き推進します。

国際バルク戦略港湾政策の深化

<石炭>

画像:国際バルク戦略港湾政策の深化<石炭>

<鉄鉱石>

画像:国際バルク戦略港湾政策の深化<鉄鉱石>

<穀物>

画像:国際バルク戦略港湾政策の深化<穀物>
世界的な脱炭素化への動きや政府方針等を踏まえ、臨海部におけるコンビナートの集積等の中国地域の強みを活かし、次世代エネルギー拠点の形成を目指しています。

次世代エネルギー拠点の形成

画像:次世代エネルギー拠点の形成
出典:交通政策審議会港湾分科会第80回配付資料
画像:次世代エネルギー拠点の形成

方向性Ⅱ アジア諸国との物流拠点としての中国地域のものづくり産業のグローバルサプライチェーンを支える国際海上輸送ネットワークの構築・拡充

  • 戦略Ⅰ アジア市場に近接し西日本の中央に位置する地理的な優位性とものづくり産業の集積を活かした、西日本経済圏の拠点となる海上物流ネットワークの拡充
  • 戦略Ⅱ 海外でも評価される各地域の誇る農林水産物・食品の輸出拡大
  • 戦略Ⅲ 西日本を代表する国際拠点港湾と背後地域を支える重要港湾の利便性向上に向け、情報通信技術等を活用した適正技術と担い手確保の両輪による持続可能で高度なコンテナターミナルの実現
北前船を発想の起点とし、日本海側港湾・瀬戸内海側港湾を回航した、基幹航路に接続するための阪神港へのフィーダー輸送や東南アジア地域等への海上輸送網の拡充を図る。

現代版北前船構想

現代版北前船構想のイメージ

画像:現代版北前船構想のイメージ

北前船の経路

画像:北前船の経路
北前船は、江戸時代から日本海側を北海道から大阪まで往復していた船。
それぞれの寄港地で積荷を売り、新たな仕入も行っていた。
地域の農林水産業を支えるため、各産業の振興施策とも連携し、海外でも評価される各地域の誇る農林水産物・食品の輸出促進を図ります。

各地域の特産品の例

画像:各地域の特産品の例
資料:「統計データでみる中国四国農林水産業の概要(R2.11)」中国四国農政局をもとに作成

コールドチェーン物流の拡充

画像:コールドチェーン物流の拡充
農林水産物・食品の輸出
港湾労働者不足の深刻化が懸念される将来においても持続可能な港湾物流を実現するため、中国地域港湾の規模・条件に即した適正技術と担い手確保の両輪による持続可能で高度なターミナルの実現を目指しています。

適正技術と担い手確保の両輪による持続可能で高度なターミナルの実現

画像:適正技術と担い手確保の両輪による持続可能で高度なターミナルの実現 画像:適正技術と担い手確保の両輪による持続可能で高度なターミナルの実現

方向性Ⅲ 近畿・四国・九州との結節点である地理的特性を活かした国内海上輸送ネットワークの構築・拡充

  • 戦略Ⅰ トラックドライバー不足の対応とモーダルシフトの推進のための近畿・四国・九州を結節する複合一貫輸送網の構築・拡充
  • 戦略Ⅱ 西日本の中央に位置する地理的特性を最大限に発揮する、情報通信技術等を活用した適正技術と担い手確保の両輪による持続可能で高度な内貿ユニットロードターミナルの実現
  • 戦略Ⅲ 島嶼部の日常生活や産業活動を支える航路の維持・拡充
中小企業を含む多様な地域の産業を物流面から下支えするため、国内複合一貫輸送網の拠点となる港湾において、ミッシングリンクの解消や内航フェリー・RORO航路の拡充を図ります。

複合一貫輸送網の構築・拡充

現在の内航フェリー・RORO航路

画像:現在の内航フェリー・RORO航路
資料:「2020年版海上定期便ガイド」内航ジャーナル株式会社
「2020年度版パンフレット(長距離フェリー)」日本長距離フェリー協会をもとに中国地方整備局作成
画像:フェリー
フェリー
画像:RORO船
RORO船

モーダルシフトの推進

画像:モーダルシフトの推進