お知らせ


【報告】『令和2年度 第2回 実りある学舎(まなびや)』を開催しました



ー テーマ ー

『カルシア改質土が港湾整備を変える』

 

ー 概 要 ー

 港湾・空港等工事におけるリサイクル材の促進について、「港湾・空港等整備におけるリサイクルガイドライン」が平成30年4月に改訂され、建設副産物、産業副産物等を港湾・空港等工事の建設資材として利用する際の技術的取り扱い及び法令面の取り扱いについて示されたところである。その中で、中国地方整備局管内では浚渫土砂の活用は重要な課題となっており、浚渫土砂とスラグを混ぜ合わせたカルシア改質土については、これまで、室内試験や研究開発を重ね、平成29年2月に「カルシア改質土利用技術マニュアル」が発刊されている。しかし、港湾整備におけるカルシア改質土の活用は、実績も少なくこれからである。

 本講演では、カルシア改質土研究会 技術委員長(五洋建設株式会社 土木部門 顧問)中川雅夫 氏を講師にお迎えし、カルシア改質土の性質や活用実績、最新の知見についての解説をしていただき、今後の港湾整備の活用の可能性についてご講演いただいた。

 

 講演会終了後には、参加者から
「カルシア改質土の基本特性(力学、環境)から、設計・施工・積算および実際の工事事例まで画像やビデオを交えて解説いただき、非常に参考になった」
「まだ解決しなければならない問題点もあるため、今後は、実施工による実績の積み重ねによるブラッシュアップが大切だと感じた」
といった声が聞かれた。



■講 師:カルシア改質土研究会 技術委員長(五洋建設株式会社 土木部門 顧問)

     中川 雅夫 氏

■日 時:令和2年2月4日(木) 14:00~16:00

■場 所:中国地方整備局 広島港湾空港技術調査事務所[WEB会議]

■土木学会継続教育(CPD)プログラム認定番号:JSCE20-0971

詳細については、イベント情報の「実りある学舎」よりご覧ください。
過去の開催内容を掲載しております。